つがいけサイクルクラシック2012 12.06.10(日)
総距離 17.1km 標高差1200m 男子F(46歳〜50歳)の部 1時間29分48秒 76位(99人中)
ヒルクライムって楽しいです。
おととしの乗鞍でタイムを落とし、苦しさも記憶に残る
ヒルクライム大会・・。
でも、思うようにならないタイムや順位にがっくりしながら
それでも一つ小さな自分の目標がかなったなら
それだけで楽しくなってしまう。
特にこの大会は実業団の人が多い(メイン?)せいか
お祭り気分より全力モードが高い感じで好きです。
今回はそれなりに練習を重ね、やっと3年前の頑張っていた頃のホームコースタイムに少し近づきました。
頑張ろう気分で参戦です。
出発
富士を3時半出発で7時頃到着です。
栂池のスキー街の端加減にある栂池社会体育館が受付です。
朝7時では体育館の駐車場は一杯で裏手の駐車場に誘導されます。
(体育館近くは埋まってしまうかもしれませんが、駐車場はいくらでも上の方にあり
通の人は広々した上の駐車場に止めているみたいです)
近くの方とお話ししながら、荷物は3km位下ったスタート地点近くで預けるらしい事を聞きます。少しあたりをアップで走った後、防寒用具をたっぷりつめたDパックを背負い
スタート地点に下っていきます。
ゴール付近はかなり寒いと聞いていますので上は長袖シャツと半袖シャツの2枚重ねで
下はジャージの長ズボンです。
小雨もありますが、たまに薄日も差しますのでカッパなしで挑みます。
スタート付近です。
もう148号線の栂池高原入り口のほぼその位置で白馬大池駅が見えています。
皆さんがんがんアップしています。
ここからスキー街までの急な3km程の上りでアップするんですから・・
真似しましたが300m程で、自分には向かないと早々に体力温存決定です。
お酒ののぼりと共に選手名の入ったのぼりも目に付きます。
いいなぁ・・。(やっぱりお祭り物も好きで・・^^;)
スタート
さあ8時45分くらいから挨拶が始まります。
1000人規模の大会で道沿いに実業団から並ぶのでアナウンスを遠くに聞きながら、緊張感だけ高まっていきます。
近くの方達と
”うちのクラスはふっくらさんも意外といますねぇ・・(私のお腹も叩いて見せます^^;)”
などと話しもしますが、皆それぞれの機材と足を見ればそれなりのことはしてきている様子です。
9時16分我々のクラスもスタートです。
ゆっくりと、徐々に急坂を回転させていきます。
でも300mから先はゴボウ抜かれ状態です。
呼吸は全開の”はうーはう”状態で、後からスタートの方達もこれでもかと言うくらい抜いてく抜いてく・・。
それでも頑張って平坦になる栂池のスキー街に突入です。
平坦は得意で少し抜き返しますが、1km位でまた坂に入っていきます。
それでもさっきまでよりは斜度も落ちつているようです。
斜度は落ち着いたとはいえ、所々に急な部分もありなかなかペースは上がりません。
どうも体が苦しいのを拒否しているのを、頭の方も
”そうそう苦しいんだからもう少しこの状態で・・”
とぬるぬる賛成しちゃっているようです。
中間点では手元の時計で42分10秒です。
”うーん倍にして平坦路部分を差し引くと1時間30分切りは厳しいか・・”
すっかり弱気です。
途中からの雨もだんだん強くなってきています。
”あれー、なんだか少し余裕でてきたかも?”
根性無し走りを続けて抜かれ続けている内に、体は正直に訴えてきます。
そんな時ふと姿勢を起こしてみると、引き足というのでしょうかグイグイ引いてみると
なんだか足が回転して低いギアでも進めてスピードが出ます。
3、4人まとめて抜けます。
おおこれは・・。
でも続けるとやっぱり苦しくて体勢がつぶれます。
そうなると引き足らしき物は回転しなくなり使えません。
これがビンディングペダルで姿勢を保って引き足を使う=15%UPと言うことなのか??
と身をもって実感として解った気がします。(解った気ですから違っていてもおおらかに・・^^;)
そんなこんなで残り5kmから表示が出始めます。
苦しくてがんばれませんが残り2km位になると、さすがに力を入れ始めます。
実業団の方達は既に下ってきていますので、ふらつくと狭い道幅では接触しそうになります。
ゴール
そして最後1km表示で見ると1時間24分の様です。
これなら何とかなるかも・・。
もう行くしかありません。
体のまま全力で突っ込み、だめならローギアふらふらダンシングで
なにがなんでも状態です。
もう前も見えていませんが、”あと50m”などの声援も掛けてくれます。
”本当っすかー?まだゴールライン見えないけど・・”
でも見えました、ゴールライン。
さらに無理矢理ダンシングでとにかく突っ走ります。
漕いで漕いで、ゴール!です。
無茶苦茶しんどかったです・・・。
ゴール付近は雨も少し小降りになり霧状態です。
タイム 1時間29分47秒
中間点迄 42.10
残り5km迄 19.36
4km 5.25
3km 5.50
2km 6.14
1km 5.26
ゴール 5.10
なんだか1km単位だとランニングのタイムと大差ないような・・^^;)
(でも必死のタイムなんです。)
ゴンドラ・ロープウェイで来られちゃうところがゴールって
微妙ですが・・。
さて人心地付いたら下山です。
まだ結構雨も降っていて辺りは雪も残っていますが、
それ程極端な寒さではありません。
(長袖+フリース+防水ジャケットの3枚、下はジャージズボン1枚でOK)
下って下ってチップ回収地点くらいになると薄日も差したりします。
普段でも自転車は上れるらしいです。
ゆっくりとそれも良いかな。
バッソ号お疲れ様です。
機能としては私には過ぎた奴です。
でも・・。
皆さんのオルカ・アイドル・キシリウム等々に魅入られた私は
ちょっと考えちゃいます。
自分も含め身なり・装備を気にしない人を見るとそれも寂しいかな。
一面ではそれ(自転車に対する思い)を大事にしていない、
思い入れがそこまでないとも取れるわけで、一概にカッコも否定できないかなと・・。
序盤の急坂を上り切っての栂池のスキー街です。
田んぼがきれいで上部にくっきり雲がかかってきれいです。
また今度。
強くなっていたら、強者達と堂々と走りたいです。
(まぁ希望だけじゃ繰り返しかもしれませんが・・^^;)
帰りに寄ったアルプスあずみの公園にて。
疲れた体にとっても和みました。