ビッグタンク

すべてはこのパーツから始まりました。長いことパリダカのビックタンク（２０Ｌ位だった）に慣れていたので９５年バハの１０Ｌ程度のタンクではすぐガソリンを入れなければならないし、当初バハの燃費が悪くてパリダカがリッター３０ｋｍならバハは２０ｋｍと話にならない燃費で航続距離に大きな不満を持っていました。それにガソリンスタンドで入れても少しすぎて恥ずかしい？との気分的問題も。
（後日ジェットニードルを９８型以降のものにバイク屋さんに変えてもらうと２５ｋｍ程になりました）

色々ＩＭＳやらアシャルビスやら探しましたが新品では高いし、中古ではいい物がありません。そんなときオークションで見つけたアルミビッグタンク。１９Ｌ入るということです。１０Ｋ円から始まり最後の一騎打ちで上がっていきましたが２５Ｋ円程で決着がつきました。（私には珍しく少々上がろうが引く気まるでない位気に入ってました）。またシートもおしりが痛くなりにくい専用がついてくると言うこともお気に入りでした。

大きな物なのでパーツを引き取りに出品者宅まで伺うと、お話ではこのタンクは、ご主人がメカニックで奥様がライダーでモンゴルラリーに出たときの物だとのこと。きれいにして頂いてありましたが大小へこみ傷が多数付いていました。
（その後９６年のライダースクラブのページを見ると確かに塗装し直す前のこれと同じタンクがモンゴルラリーの物として載っていました。）
しばらくそのままで載っていましたがヘコミやシート破れもひどく、塗装し直す事にしました。

１．下地作り
塗装は全く初めてなので、近くのえんちょ（＝ホームセンター）とネットで情報収集。とりあえず耐水ペーパー、シールはがし剤、サフェーサー、白スプレー缶など一通り購入します。このタンクはアルミタンクにＦＲＰカバーをかぶせてあるので、カバー塗装だけでよいので少し気が楽です。
まずシールはがし剤などお洒落な物を使ってみますがほとんど効果なし。では耐水紙やすりの荒いやつならどうか？でやると落ちる落ちる効果的です。
でもＦＲＰの下地が見えてるようなひどいヘコミもあったのでＦＲＰパテも買い足して補正してみます。なんとか形はついたので再度耐水ペーパーでならして一段落。下地づくりでできあがりが変わるとありましたがまあいいだろうで次のステップへ。（本当はここで薄地のパテでもっとならしておくべきだった・・）
そして脱脂をします。これはスプレーを吹き付ければＯＫ。
今度はサフェーサーを吹きます。けちくさく一本しか買ってこなくて足りなくなり、買い足しました。そして又耐水ペーパーで磨きます。

２．色塗り
ここまで数日費やしていよいよ色塗りです。
脱脂して何度も色を重ねていきます。白一色なのですが、下地をグレーのサフェーサーにしたので下地の色が見えなくなるので重ねます。
そして数日ほこりが付かないように乾かしてみます。しかし艶がぜんぜんありません。そこでまた細かい耐水ペーパーで磨きます。だんだん艶がでてきたのでうれしくて磨きすぎ少し下地のグレーが出てきてあわててやめました。
そしでクリアーを吹きます。ここまでの経験でたくさん塗った方がきれいになるようなので厚めに何度も塗っていきます。そしてまた数日乾かします。
数日後又艶が無くなっています。クリアーを吹いた後は磨かなくても良いようでしたが艶がないのでやってみます。最初コンパウンドで磨きますが効果が出ないのでまた細かい耐水ペーパーで磨きます。だいぶ艶もでて完成となりました。

３．シール貼り
白一色なのでステッカーをバイク屋さんで頼みます。同じのも何なので何年型か高年式の派手目の手を頼みました。バイク屋さんは”よれてよければ貼るよ”という事だったので経験のため自分で貼ることに決定。石けん水（＝食器用洗剤を少々入れた水）をタンクにつけて滑らせます。位置もなんとかずらして決まりました。しかし泡立てすぎたようでステッカーの下が気泡だらけ＾＾；）。後日針でプチプチ刺して幾分良くなったところで完成です。
初めてにしては艶もありまあまあきれいと自己満足です。

個人的評価＾＾；
アルミビッグタンク　　★★★★☆　星４つ
これはもう個人的趣味だけです。取り替えた燃料コックで苦労したりもしましたが大きさ、モンゴルラリー、アルミで満足！