全日本マウンテンサイクリングin乗鞍　０９．０８．３０（日）
総距離２０．５ｋｍ　標高差１２６０ｍ　男子Ｅ（４１歳〜５０歳）の部　　１時間３２分３２秒　４５７位（１１０２人中）　 男子１７１１位 （３６７８人中）

乗鞍・・・。
自転車レースに興味を持ち始めた頃、
一度は出てみたいと思った大会です。
今年は抽選にも当選し、日曜休みも何とか取ってついに出場です。

いや、さすがに華やかです。人が多いです。
それでも４０００人規模だそうですから、
程良いアットホーム感もあり良い感じです。

そしてチャンピオンクラスの入賞者は聞いたことがある方々ばかり。
いつかは自分も立ってみたいなぁ・・・（それは無茶　＾＾；）

自分の結果は、うれしいやら、あと少し感やらで微妙でしたが、
コースとしてはスピード感と手強さで
とても楽しい大会です。

練習
乗鞍の問題点・・
それは夏の暑いときに練習しなければならない事です。
今年はそれ程暑くないとはいえ、７月末から練習に取りかかりましたが本当に効きます。（もともと暑さに対して根性無し）
夏休み・お盆と忙しい中、仕事前に隔日の９ｋｍヒルクライムです。
何故かタイムはどんどん落ちていきます。（精神的ダメージ大です）
とにかく前日の２９日迄走り（タイムをまた落とします）、無事に走り切れればいいし、それが大事と大分謙虚な姿勢で挑む事にします。




出発

今年は当日受付一切無しということです。
なので、受付はショップの皆さんで前泊しているアンカー君にお願いします。
さて、こちらは仕事を終え２３：３０分に帰宅、お風呂に入って０：３０分就寝、
２：３０起床で３：００出発です。
むー、２時間睡眠ではやはり眠いです。
中央道では耐えきれず、諏訪湖で１０分だけ仮眠です。
アンカー君に朝６：３０分頃ゼッケン類を手渡してもらう都合上、
あまり遅れるわけには行きません。
しかもアンカー君今回堂々のチャンピオンクラスで参戦です。わずらわせては・・。

道自体はスムーズで、ダム湖あたりの道が恐いのと、若干間違えそうになりましたが
無事６：３０分乗鞍観光センター着です。
あたりはぶんぶんと宿からの自転車組が自走で坂を登ってきています。
駐車場はもうありませんが、誘導に従い進んでいくと近くの空き地らしい所に駐車できました。




パンク・・

いそいで支度を始め、自転車を後部座席から降ろすと、あれー・・。
前輪がへにゃへにゃです。
なんでこんな時にパンク？。
確認している暇もないので、出かけに忘れずに持ってきた交換チューブに取り替えです。
５分で交換して、会場に向かいます。













携帯で迷いながらも無事アンカー君に会うことが出来ました。
急いでゼッケンなど付けて、道路の荷物運搬車に山頂での着替えが入った荷物を預けます。

もう７時なので会場は満員でクラス別の列には入れません。
７：５４分スタートとゼッケンにありますので、脇でゆっくりしときます。














スタート

周りの方に確認しながらＥ３グループの出走アナウンスを待ちます。
５０分頃でしょうか、Ｅ３グループも会場すぐ脇の道路のスタート地点に移動していきます。
人数が多いですが４分の３位の位置に陣取れた様です。

Ｅ２もスタートしていよいよＥ３のスタートです。
徐々に進み出し、３０秒程かかってスタート地点を越えます。
よっしゃーと行きそうですが、もう大人です。＾＾；）
おばかな激走は控えます。（というか今回全く自信なしです。それに人が多すぎて周りに合わせざるを得ません）

快調に緩斜面を飛ばします。
”乗鞍ってスピードが出ていいなぁ・・。ちゃんとした道路だから激坂なしのスムーズ道路なのかなぁ・・”
抜かれもしますが、こちらも抜いていきます。出場者が多いので、しらびその比ではなく実力アップを錯覚したほどです。

それでもチェックポイントのＣＰ１を越える頃（自己タイム　２４分３３秒）には、水をもらう余裕も無くなってきます。
とにかくそのまま頑張ると中間地点なるポイントを通りすぎます。（同　４０分２８秒）
”中間点でＡｖｅ１６ｋｍで４０分なら倍にして・・ひょっとして１時間３０分切れるかも？？”
まだまだですねぇ・・。淡い期待でした。

はい中間点あたりから様相が変わってきます。
そうでした１２６０ｍ登るのですから・・
厳しいです。今回ギアは何でもありで挑みましたが、平気で３０Ｔ、３２Ｔに突入です。
ダンシングも入れながら、抜いたり抜かれたり周りの方と同じ様なペースで登っていきます。すでに大ゼイハーモードです。

ＣＰ２を越えました。（１時間０４分３９秒）
記憶ではこの辺から斜度が落ち着くはずです。
でもダメです。
多少は良くなった気もしますが所々で斜度がある坂になりスピードが乗せられません。

”大雪渓が見えてきたからもう少しだぞー”
どこからか声がします。
さらに後方から抜いていく方が
”牛の様な声（何て言ってたんでしょう？？）を出してちゃダメだ。元気をだそう！”
といいながら前方で他の方と”うぉー”となんだか盛り上がってます。
私は牛さん・・？モーモーはーはー、余裕まるでなし状態です。＾＾：）

ゴール

コース断面図や写真の記憶では、残り数キロは緩斜面や下りになってるイメージです。
でもダメージも蓄積されたのか、かなりの登りに感じてしまいます。
あと１ｋｍの表示が出てもまるでスパートなど考えられません。

あと３００ｍ、２００ｍ、１００ｍ・・やっと厳しい中少しダンシングしてみます。
すぐへたり込みますが、
懸命に漕いでとにかくゴール到着です。

時計を押すと１時間３２分台みたいです。
後半の厳しさを考えると１時間３０分は逃しましたが、まあまあよくこのタイムで来ました。
なんだか納得です。







息もなんとか落ちつぃてきます。
誘導に従い３００ｍ位先の駐車場で荷物を受け取ります。
今回半袖ジャージにレーサーパンツで寒くなく丁度良かったです。

でも到着してここまで歩くと、風もない曇り状態ですが結構寒いです。















荷物を受け取りすべて着替えます。
上を秋冬ジャージにウィンドブレーカー、下を長パンツで寒くなく丁度良い感じです。









時間に余裕もあるので、少し道なりに上の方に歩いてみます。
すぐにきれいな色の池が見え、進むとすぐそこに山並みや遊歩道が見えてきます。

なんだか宮崎アニメの”ラピュタ”のロボットのいた草原のように、雲が湧いては消えていきます。
さらに進めば畳平の終点地でお店も結構あります。








下山

ゆっくり休んで下山の列にならんで、各自下山開始です。
少し日も差してきて明るくなったりしてきれいです。

まだ登ってくる方もいるので、左側通行でゆったりめに下ります。














沿道の”お疲れ様ー”の声を頂きながら、
スタート地点に帰り着くと天気は良く晴れています。

一旦車に戻り、半袖・短パン・ビーチサンダルのおやじスタイルに着替えて、
あたりをゆーっくりします。















１２：３０頃から地元の子達の演奏会で、
”この日のために練習してきました”なんて聞くと、お父さんはほのぼの聴いちゃいます。




１３：００から表彰式で華やかな表彰を見て
”来年はあの場所に・・”
とほんの少しだけ夢見て（高いところが好きで、すぐにその気になります＾＾；）
さすがにくたびれて抽選会を待たずに、車で引き上げ出します。










でも眠い眠い。
ダム湖に突っ込みそうになるのをこらえて、すぐそこの道の駅で仮眠します。
コンコンガラスを叩く音で気がつくとアンカー君です。
こちらのチームも偶然同じところで休憩してたみたいです。
先ほど”帰り運転していってくれる”との話を遠慮していたのですが、
もーだめ、頼んじゃいます。


アンカー君は１時間１６分台だったよう。チャンピオンクラスなので順位は微妙みたいですが、タイムは満足との事です。
自転車談義を楽しみながら、助手席でゆうゆう帰り着けました。ありがとう。


やはり乗鞍は魅力あります。
来年も自分が速くなれているようなら、なんとか参加したいなぁ・・。
で、お立ち台でおねーさんに囲まれて(^_^)v、みたいですね。



今回のタイム

ｃｐ１　　　　　２４．３３
中間点　　　４０．２８
ｃｐ２　　　１．０４．３９
ゴール　 １．３２．３２