総距離 １８ｋｍ（内舗装路８ｋｍ） 標高差１０７０ｍ １時間４６分４３秒 ４０才台の部１４人中１３位 総合４１人中３５位
山の中はいいですねぇ。
こんな中で走れるなんて、極楽極楽・・・。
といかないのがＭＴＢオフロードのヒルクライム。
もー大変の上、成績もブービー賞。
来し方行く末、
自転車道の行く先を考えさせられました。＾＾；）
道中です。
さあ今回は始まりが遅い（１３：００スタート）なので、
富士を朝６：３０分出発です。
アンカー君が応援に来てくれるとの事で、
迎えに寄ります。
車の運転をしてもらいながら、
助手席でゆうゆうと向かいます。
いつもの通り高速をできるだけ使わずに進むと、
だんだん時間が怪しくなります。
岡谷で高速にのり挽回し始めますが、
大町で１１：３０位で１２：３０の受付終了まで
ちょっと余裕なし状態です。
２人とも栂池くらいまでしか行った記憶がありません。
とにかく道なりに進むと、その先は長いトンネルが
地の底に下るように延々と続きます。
地下帝国に落ちていくかの様で、怖いやら凄すぎです。
所々、トンネルがとぎれたところで地名確認します。
もうすぐ、いやいや次の切れ目あたり？と少しはくはくしちゃいます。
それでも無事曲がり角を見つけ１２：２０頃やっと到着です。
急いで受付を済ませ、おみやげに山葡萄ようかんを選びます。
（いろいろなおみやげから一つ選べます。
帰って食べると、これが甘すぎずとても美味。）
そしてナンバープレートなどを取り付ければ出発準備完了です。
駐車場のすぐ横がスタート地点でぎりぎり到着君にも安心です。
スタート
みなさん揃っているとのことで、５分前の１２：５５分スタートとの話です。
４１名ほどでしょうか、一斉スタートなので、
やはり緊張しながら周りの方とも少しお話します。
王滝以来のレースという方、にこやかに笑って聞いてる方・・・
なんとなく皆さん速そうです。
いやいや気のせい、がんがん行くぞー！とも思いますが、
アンカー君の”最初は抑え気味で、そりゃー最後にもがくんだよ！”
との言葉を思い出します。
今回こそ忘れないよう、突っ走りは自重作戦を自分で確認します。
そしてスタートです。
まず最初からかなりの坂です。皆さんくるくる回しながらテンポよく進みます。
最初はこのスピードなら・・と思っていましたが徐々に離されます。
そのうちに、どんどんどんどん離されていきます。（少し動揺です）
もう自重作戦どころではありません。
なにしろほとんど最後尾からのスタートです。
自分が抜く事はあっても離されるというのは、あってはならないのです。
しかし斜度がきつくて、とてもついて行けません。
もう開き直って、かつて入れた記憶のほとんどない
フロントインナーで上がっていきます。
うーん楽ちん。でも差がさらに開いていくような・・・
そのうちにだいぶ平坦な道になり、なんとかとばして行きます。
途中スタートで話した方が”ねんざしちゃいました・・”
と道ばたで休んでいるのを、声をかけて通り過ぎていきます。
そのうち、スタート後８ｋｍという舗装路の終わりがやっと見えてきます。
ここまでで大分体力を使いました。タイムは４５分程です。
頑張って倍の１時間３０分位にたどり着けないかな・・と夢見たりします。
ダート
ダートに入ってしばらくは斜度もあまりなく、
”きっとオンロードで斜度を上るコースで、
オフはそれ程でもないのだろう。どう考えても大変だもんなぁ”
と一人納得します。
でも次第に斜度が出てきて不安になってきます。
すると後ろからタイヤの音が・・
先ほどのねんざの方が、ぐいぐい追い抜いていきます。
”復活しましたぁ！まただめになるかもしれませんがー”
と元気よく坂を駆け上がって行きます。
レベルが違う・・・
どうしてこうもパワーが違うのか、ちょっとショックです。
この急坂に至ってはバランスを崩し登り切れず、ついに痛恨の足つきです。
登り切ったところでは、”踏み込んだら、チェーンが切れちゃったぁ”なるお父さんもいます。
工具もおいてきてしまったので”頑張って下さい。先に行きます。”で行かせてもらいます。
オフレースはいろいろあります。
とにかくそこここで給水の応援を頂きながら、上ります。
そして残り５ｋｍ程になると残り距離の表示が出始めます。
しかし、これが長い・・。
なかなか１ｋｍが減っていきません。
路面はそれ程悪くないのですが、やはりかなり跳ねます。
次はやっぱりフルサスで出ようとか、この厳しさはもう次は出ることないか・・
などゼイハーいいながら腰回りの激しい筋肉疲労に耐えながら進みます。
ゴール
最後５００ｍ程の所か、先着者のみなさんが
下り始めます。
”頑張れー”の声も頂きながら、こいでこいで、
とにかくゴールです。
効きました。猛烈に厳しいレースでした。
暑さもあって、ゴールしたときは、
全身バケツの水をかぶったかのような、
汗が滴るびしょぬれです。
フィッシャー号
ミブロforマラソンに履き替えて、オンロードではこぎが軽くてとても良いです。
太さも２．２５インチにしたため安定感もあるし・・。
ただオフロードの登りでは、若干グリップに気を遣います。
”ズルッ”と空転することもしばしばで、
クラインのデスグリップの安心感はありません。
登り以外はオフでも特に問題ないので、軽さとのバランスかなぁ。
ただ相変わらずこの手のクロモリ細身バイクで出場の人は
ほとんどいません。＾＾；）
下山
スポーツドリンクをおいしく飲んで、休んでひとごこち・・
シャツを着替えて下山です。
気温は半袖で全く寒くなく気持ちよいです。
ダートの下山は楽しいです。自分が頑張って上ってきた道だし、
景色も登りとはまた違います。
ポイントでまだ残って頂いているスタッフの方に挨拶しながら
楽しく降りていきます。
帰り道行き帰りの距離と成績と厳しい戦いでした。
でも、皆さんが言われる通り親しみのある大会です。
レース中を含めてそこここで声をかけて頂き、それが無理のないというか・・・
それに天気も良かったせいか、自然がきれいです。
レース後のオフの下りの楽しさといい、地下帝国トンネルといい、
旅に出た感たっぷりです
そして皆さんそれなりに実力者が多いのでは？
（ブービーだからではないですよ・・＾＾；）
オフの登りという、きつくて面白くない？（私は走るまでそう思っていました）
事をやろうというのですから、それなりの実力者が集まるのかなぁと。
帰り道アンカー君の運転してくれる車で、頂いた”とちもち”（おいしい）を食べながら、
家路につく事にします。皆さんおつかれさまでした。
