キャブレターオーバーフロー　０８．１０．１０（Ｆｒｉ）

レギュレーターの修理が完了して初通勤する途中、ガソリンスタンドに寄りました。
気持ちよくガソリンをいれて仕事場に着くと、なにやら液体がぼたぼたエアクリーナーの下あたりから落ちてきます。

”何だこれ・・・”
一瞬何が起こったかわかりません。
しばらく考えてこれはＸＲ２５０バハの時にもあったオーバーフローかと思い当たります。
とにかく燃料コックを閉めてみます。
見事に止まりました。

家への帰り道、信号待ちするたびにポタポタ下にガソリンが落ちています。エンジンにかかって爆発したりしないだろなぁ・・とそんなこと聞いたことないですが少しドキドキです。


まあ、とにかく原因が判明して、うれしいやら悲しいやら・・＾＾；）。バイク屋さんでは修理代がいくらかかるか分かりません。（バハの時は１２０００円位だった）自分でやりましょう。








キャブ清掃

そんなこんなで９月のとある吉日、決行です。
ハーレーの解説ＨＰさんを参考にしながら、取り外していきます。


はー、外は雨が降ってくるし・・
それでも割と外しやすくて、何とか外れます。














さて下側のフロート室のカバーをドライバーでなめないように外します。
黒いフロートの支点となるあたりにゴミが付いたりしてるのかなぁ、でパソコンのほこり取りエアーでシューシューやってみます。

その他ついでなのでいろいろメインジェットからスロージェット、上部のダイヤフラムからジェットニードルまで調子に乗り、がんがん外しちゃいます。













はい、不幸はお調子者に当たり前のようにやってきます。

ジェット類を分解しているとき、何か小さなパーツがころころ落っこちてしまいます。
”やってしまった・・・”
ジェットニードルが収まる金具のようですが、（左写真中央の銀色パーツ）
どこから転げたのか分かりません。

仕方ないのでうまく収まった、左写真の様にはめ込みます。（＝素人ＰＯＩＮＴ１）













次にジェットニードルやタコの足の様なプラパーツとスプリングの位置関係が分かりません。これもバラバラ分解しながら落としてしまったのです。

”きっとこんな順番？”
あとで気づきますが、当然のように違いました。（＝素人ＰＯＩＮＴ２）














ここまでで、とにかく再度組み直して始動させます。
ＯＫです。エンジンもしっかりかかりますし、オーバーフローと思われる燃料もれもなくなりました。
安心して翌日通勤に発進です。
しかし・・・。坂を下って１ｋｍ程で吹かしても吹かしてもエンジンが止まってしまいます。
仕方なく２００ｋｇ君を引きずって坂を上っていきます。最後の急坂は何ともならずに無理矢理エンジンをかけて、ふかしまくって家に到着です。
精も根も尽き果て、バハで出勤し直しです。

再組み直し

途方に暮れましたが、調べまくって結論に達しました。
まず素人ポイント２の
キャブ上部の組み方は正解は左写真です。

私はジェットニードルを褐色のたこ足プラパーツの上に挿していましたが、ここは先にジェットニードルを挿してから、たこ足パーツです。





















また、たこ足パーツは収まる様に付ければ問題ないです。（軽くはまる様になっています）
左写真のようにたこ足パーツの横に穴がでればＯＫです。
ただ収まりをずらすと、穴を塞いでしまうので不調の原因だそうです。
















次は素人ポイント１のジェットニードルの受け側金具の向きです。
左写真のようにくみ上がったときに、細い方（円周にテーパー＝傾きがあるほう）が上になります。
これはスロージェットを外したときに、取れてしまう物です。（取り外し作業時は全く気づいていませんでした）

スロージェットを組み付けるときに、先にこのパーツを細いほうを先に入れます。
それからスロージェットを入れてドライバーで締めます。












できあがりはこんな風になります。位置もしっかり落ち着き不安定感なしです。


















これにてキャブ周り全快です。
またまた結構な不安の日々と膨大な労力を使いました。
それでもうまくいって、終わりよければです。
うーんめでたし、めでたし。